アトラスが放つ最新作!ジュブナイルADV+RPG!PSP「東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」
株式会社アトラスより、2010年4月22日に発売予定の新作PSPソフト「東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚(とうきょうものはらし からすのもりがくえんきたん)」。ジャンルはADV+RPG。価格は6279円(税込)。かなり変わったテイストというよりは、ジャンルが、ADV(アドベンチャーゲーム)+RPG(ロールプレイングゲーム)という組み合わせが気になる作品である。今回はこのPSPソフトを取り上げる。まずはアトラスとはどういった会社なのか。
アトラスとは 筆者にはかなり馴染みがあるゲーム会社なのだが、3DダンジョンRPG、真・女神転生シリーズ、ペルソナシリーズなどを中心に事業を拡大してきている。初期作品は1987年に発売された
デジタルデビル物語 女神転生で、ナムコから発売されたのだが、その後、自社ブランドとして初のSFソフト
真・女神転生を発売。これが1992年10月。
この頃のアトラスは一部のユーザーにしか認知されていない会社であった。しかし、この頃にはすでに、女神転生シリーズ独自の悪魔合体システム、悪魔との会話で仲間できるシステム、独特な世界観、高い難易度、マルチエンディングなどは全てできあがっている。
最も初期の女神転生でこれらの要素がほとんど入っているので、最初に構築したシステムをずっと改良してきて、より洗練させてきたといえる。また、ファミコンながらもBGMも良いので一つ動画を紹介しよう。
デジタルデビル物語 女神転生 ファミコン版 メドレー 先ほども述べたが、RPGの新しい可能性を追求したゲームメーカーとして、認知されていたのだが、幅広いユーザー層に認知されていくのが2006年にPS2で発売された
ペルソナ3の登場からであろう。
余談になるが、アトラスの知名度とユーザー層の拡大にセガと共同開発した「プリント倶楽部(プリクラ)」をあげておきたい。このプリクラが当時、女子高生にかなり人気があった。プリクラで、アトラスの看板キャラにまで昇格したのがジャックフロスト。まあ、業務用ビデオ事業は失敗して、2009年3月に撤退したが。
ペルソナ3 今までの真・女神転生シリーズ、いや、ペルソナシリーズからの大幅脱却。学園ものは真・女神転生Ifにもあったが、3Dダンジョンの廃止。戦闘にテンポの良い歌を取り入れる。従来のシリーズにはなかった取っつきやすさが多くのファンを獲得していくことになる。ペルソナ3は「ペルソナ3フェス」という完全版。PSPでリメイク+女主人公などの追加した「ペルソナ3ポータブル」がでている。
筆者の私的な見解では、すでに上にあげたシステムの完成度は高かったので、後は従来のイメージを覆すことができれば大ヒットするのは当然と言える。ペルソナシリーズに悪魔との会話はないが。
従来の作品とはかなり異なるOP!
そういうわけで元々ゲームのシステムや物語作りに定評があるアトラスからの新作がこのPSPソフト「京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚」である。まずはOPを見て欲しい。ジュブナイルとは、「少年少女・若年」のという意味があるようだ。
【OP】東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚 - オープニングアニメーション ペルソナとは違ったイメージを沸かせるOPである。OPに登場するカードも気になる。ペルソナカードみたいな感じだろうか。
「カミフダ」「封札師」「隠人(おに)」と、気になるキーワードがでている。カードみたいなのはカミフダのことなのか。まだ戦闘シーンなどは明らかになっていないのだが、ペルソナや真・女神転生のストーリーとまた違った見せ方で楽しませてくれそうな期待感が出てくる。これは続報を心待ちにしたい。
東京鬼祓師 鴉乃杜學園奇譚
[PR]