次世代の大容量光ディスクはブルーレイの20倍、東北大とソニーが開発!
東北大とソニーが20日発表したところによると、テレビ録画、PS3などに使われている「ブルーレイ」よりも、20倍以上の記憶容量があるとされる、次世代光ディスク向けの小型レーザー光源を開発したと発表した。
従来のブルーレイでは、HD映像の映画などは2~3本しか録画出来なかったのだが、この新技術を応用すると、50本以上の映画を記録できる計算になるという。東北大とソニーは、数年内の実用化を目指という。
海外ドラマ、アニメの1シリーズ以上が丸ごと入る計算に映画50本が丸ごと入るといっても、「スターウォーズ」シリーズ6作品、「ロードオブザリング」シリーズ三部作をまとめるぐらいしか思いつかないわけだが、映画ならともかく「24」シリーズ、「CSI 科学捜査班」シリーズ、「ダラス」シリーズなどの、長編海外ドラマや、また、アニメ、ゲームなどには重宝する技術ではないだろうか。
従来のブルーレイがHDで2時間なら20倍で40時間録画できる計算となる。海外ドラマはだいたい一作品CMを省いて45分~50分ぐらい。単純に考えると次世代光ディスク1枚で「24」なら、1シリーズ24話なので、丸ごと入れることができる。さらにもう1シリーズを入れることが出来るかもしれない。
日本のアニメはだいたい1シリーズ、50話完結で、CMなどの省くと25分ぐらい。これぐらいなら楽々入るだろう。
映画では容量を使い切れないが、別の方面で見ると、大規模容量光ディスクの需要は高そうだ。何より置く場所に困らないのは嬉しい。
Point of view
近年、大規模に記録できるHDDなどが数多く登場しているわけだが、ブルーレイの登場時から、大規模な容量の次世代光ディスクが開発されるのは、そう遠くない将来だと述べられてきた。
実際に試験的には様々な仕組みでの技術が開発されている。後は開発コストなどの問題がクリアできれば、実用化の目処が立つ。価格を考えなければ、このような容量のディスクを作ることは現代の技術でも可能だったわけだ。
ブルーレイに情報を記録するには、光を断片的に当てる必要がある。大規模に書き込みたいなら、小さい面積に、高速に書き込む必要があるために、光を強くする必要があった。
次世代光ディスクでは、レーザー光を1秒間に10億回も繰り返し出せることができるようだ。
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