シリーズ累計のカード出荷枚数が2億枚を突破。アミューズメント施設で大人気のカードゲームが家庭用で楽しめる!
昨年発売された「ドラクエⅨ」の隠しボスが出てくる宝の地図をダウンロードできる連動企画で話題になった「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」が「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー」と名前を変えてWiiで発売されることになった。Wiiならではのオリジナル要素もあり、なんとアミューズメント施設で使っていたカードがそのまま使用可能だという。価格は未定。発売日も夏ということしか決まっていない。
だが、アミューズメント施設専用のカードが家庭用ゲーム機でそのまま使用できるということには驚かされた。今回は、なぜそのようなことが可能なのかを紹介したい。その前に「ドラゴンクエスト モンスターバトルロード」シリーズについて簡単に紹介しておく。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロードシリーズドラゴンクエストシリーズ初のアーケードゲーム。スクウェア・エニックスとタイトーの、経営統合によるコラボレーション第一弾作品である。ドラゴンクエストに登場する魅力的なモンスターや主人公のカードを、専用のゲーム機に入れてプレイする。
一枚のカードで、キャラやモンスターの様々な能力が細かく決められており、他にも武器や防具といったアイテムカードを追加で装備することができる。また職業システム、協力プレイやとどめの一撃など、ゲームを短調にさせない工夫も数多く見られる。
筐体には1プレーヤー用と2プレーヤー用に、赤と青のボタンが左右にそれぞれ備えられており、中央には「王者の剣」を模した巨大な剣が差し込まれている(続編の『バトルロードII』以降は「天空の剣」を模した剣だ)。
「ドラクエⅨ」との連動企画が大ヒットしたこともあり、爆発的に普及した。1月現在でシリーズ累計カード出荷枚数は2億枚を突破したという。
ニンテンドーDsiウェア『ドラゴンクエスト モンスターバトルロードビクトリー専用カラーコードスキャナー(仮)』本作と同時に、カードを読み取ることができるスキャナーを発売する。このスキャナーでカードを読み取ることで、アミューズメント施設と同じようにプレイすることができるのだ。
これまで業務用カードゲーム機版でカードを集めていたユーザーなら、「ニンテンドーDsi(TM)」内蔵のカメラでカラーコードをスキャンし、自分のWiiにカードデータを転送することで、集めたカードをすべて今作のゲームの中で使用できるという。
Wiiならではのオリジナル要素Wii版オリジナル要素として、「大会モード」を追加。架空の町「竜神町」でさまざまなキャラクターとバトルを繰り広げながら、カードを集めることができる。
公式大会に挑戦するモードで、初めて『ドラゴンクエストモンスターバトルロード』をプレイするユーザーでも、ステップアップしながらゲームが楽しめるようになっているという。
公式サイトもまもなくオープンPoint of view
日々、テクノロジーの進化には驚かされる。もう時代はここまで到達したのだ。昔はバーコードをスキャンして遊ぶという「バーコードバトラー」というゲーム機や、同じくバーコードをスキャンする「データック」という周辺機器がファミコンで発売されたものだ。あれから十数年が経過して、カードを読み取る技術までもが、子供の遊びに取り入れられるようになった。非常に感慨深いものがある。
今作は、ドラゴンクエストという国民的高いブランド力を持つ作品の外伝的な位置づけであり、東京のアミューズメント施設では一時順番待ちの行列ができたほど。
まだまだ発表されたばかりで、情報はほとんどでていないのだが、これだけの情報でも期待は高まるばかりである。
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