
「通販を通してブランド品を買ったら偽物だった」、「正規取扱店でないところで見たブランド品が偽物だった」というケースは結構多いのではないだろうか。中国や韓国から偽ブランド品を輸入し、正規品として売っている店も少なくない。「通販サイトでブランド品を見たら偽物だと思え」という言葉まであるぐらいだ。それぐらい当たり前に、偽ブランド品は横行している。
財務省が2010年3月12日に発表した2009年の税関による偽ブランド品などの輸入差し止め件数は前年比17.1%減の2万1893件と、9年ぶりに減少した。前述の中国や韓国からのバッグ類の持ち込みが減少傾向にあることが要因だ。
一方で、2009年はヒット商品に便乗した偽造が目立った。大ヒットした任天堂の携帯ゲーム機「ニンテンドーDS」や、エクササイズ用DVDの差し止めが増えた。財務省によると「ニンテンドーDS」の偽造は精巧で、何の支障もなくゲームが楽しめる場合もあるという。たばこやDVDを小口に分けて国際郵便で輸入する手口も増えているそうだ。
国別では、中国からの輸入差し止めが全体の86.3%と、6.8%の韓国を大きく上回り、5年連続で最も多い、という結果になった。
ブランドもののバッグなどは、いろいろなサイトを回れば見分け方などを解説しているところがあり自衛しやすくなっている。しかし一方でゲーム機などの精密機械やDVDなどパッケージが同じものなどは、一見して見分けがつかないものも多い。一番安全だと思われる方法は正規の取扱店で購入することだ。安いからといって偽物で使い物にならなければ意味がない。正規のものは高いなりの理由があるのだ。賢く買い物をすることも必要だが、見極めを誤ってはいけない。
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