やり込み要素満載!王道シミュレーションRPG!DS「ルミナスアーク3~アイズ~」
株式会社マーベラスエンターテイメントにより2009年12月10日に発売されたDS「ルミナスアーク3~アイズ~」。ジャンルはシミュレーションRPG。価格は5229円(税込)。今回はこのルミナスアーク3を紹介していこう。
ルミナスアーク3とは “シミュレーションRPG”と高い親和性を持つニンテンドーDSから生まれた、完全オリジナルファンタジーシリーズ。キャラクターデザイン柴乃櫂人、サウンドプロデュース光田康典の2大クリエイターがシリーズを通して参加。ゲームパートは大きく2部に分かれ、多彩なキャラクターの魅力が光るADVパートと、 快適なシステムとやりこみ要素満載のSLGパートで構成。またアニメ&豪華声優陣によるボイス演出も大きな特徴。第1、2作では、騎士と魔女を巡るドラマチックな物語が展開した。
公式サイトから説明なのだが、感想としてはパンプレスト(現:バンダイナムコゲームス)の「サモンナイト」シリーズに似ている。どちらが良いとか比べるのは難しいのだが、どちらもシミュレーションRPGとして、かなりの質を保つことができるようになってきたといえる。
また、マーベラスエンターテイメントは前に取り上げたが「朧村正」「アークライズファンタジア」などで、みんなのおすすめセレクションのユーザー評価で第2位と第3位を獲得している。良質のRPGとシミュレーションRPGを作ることができる会社として、これから注目されると思われる。
これは筆者の私的な考えになるがゲーム業界において新規でRPGを作るというのはかなり難しい。
まず制作費が莫大にかかる。そして、ある程度の売上がないとその制作費が回収できない。ゲームを作るクリエイターはその作品を作るときに、ボランティアで働いているわけでないので、当然、開発している最中に人件費がかかる。開発期間が長ければ長いほど人件費が増えるし、開発終了間際に、ゲーム進行に支障をきたすような致命的なバグが発見されることもある。
そういう様々な諸事情から、ゲームメーカーがRPGを作るのはかなりの冒険といえる。また新作だと作品の知名度やブランドがないので売上を伸ばすのも難しい。大きな会社ならともかく、小さな会社ではRPGを製作するのは会社の存続にも関わる。転けたら会社が一気に傾くことだってありうる。なので一般的にRPGの作るのは避けられることが多い。
新作RPGが中々出にくいし、出ても売上が伸びるとも限らない。だが、そんな中、マーベラスエンターテイメント、レベルファイブのような会社は、これからの日本のゲーム業界を引っ張っていく企業として貴重な存在となりうるのだ。
ユーザーはドラクエ、FFのような大作RPGを求める傾向があるが、現実的には開発費の問題でそう簡単に作れるようなものではない。またゲームを作るクリエイターがあまり育ってないのも危惧するところである。
しかし、2009年は特にDSにおいて、様々なゲーム会社の新作RPGが登場してきた。CGが凄くて、映画のような映像でユーザーを驚かせるのも一つの方法であるが、莫大な開発費がかかる。そもそも、ユーザーはゲームにそのようなCGを求めているのかという疑問さえある。話が脱線してしまったが、いずれどこかでお送りしたいと思うテーマである。では、ルミナスアーク3の紹介に戻ろう。
ルミナスアーク3はファミ通のクロスレビューでゴールドを獲得したこともあり、操作性、画面構成などが親切に作られている。難易度も高めであり、キャラゲーかと思いきや、土台となるものはしっかりと用意されていて、続編を出すたびに洗練されているのも好印象。PVを見て確認して欲しい。
NDS ルミナスアーク3アイズ PV
ルミナスアーク3アイズ
[PR]