任天堂・米小会社にハッカーが侵入
任天堂は、任天堂・米子会社運営のサイトがハッカーによる不正侵入を受け、サーバーの内部情報がインターネット上に流出した事をあきらかにした。
流出したのはサーバー設定情報がほとんどみられ、同社広報は「個人情報は流出していない」とした。
侵入はソニーと同じハッカー集団か?
不正侵入したのは、ソニーの米映画子会社から100万人以上の顧客情報を盗んだと主張したハッカー集団「ラルズセック(LulzSec)」を名乗っており、ネット上に任天堂子会社のサーバー設定ファイルなどが公開された。
またツイッターにはラルズセック名で、
「Re: Nintendo,we just got a config file and made it clear that we didn't mean any harm.Nintendo had already fixed it anyway.<3 them!」(原文どおり)
と投稿があった。
翻訳すれば、「任天堂に関しては、我々はただ設定ファイルを入手しただけだ。そして我々がそれだけの行為で止めた事は、任天堂に危害を加える意思のない事を明確にしている。いずれにしても任天堂はすでに(サーバーの脆弱性を)解決している。」と言う事になるだろう。
企業とハッカーは馴れ合いの中??
ソニーが世界的にハッカーの標的とされた根本には、ソニーが企業としてのセキュリティーレベルに問題があったとされる一方で、実際に一部のハッカーを相手に訴訟を起こすなどの明確なハッカーとの対決姿勢がより多くのハッカーの対抗心を煽る結果に繋がったとする見方もある。
一部の企業はハッカー集団に屈していたり、すでに馴れ合いの関係にあるとされるなか、今回の声明文が本当に任天堂への好意を意味するものなのか、もしくは強請を目的とする序章的意味合いなのか真偽のほどは定かではない。

任天堂HP
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