PSの緊急事態はひとまず終了か。LG電子は罰金13万ユーロ!差し押さえ解除が遅れるごとに毎日20万ユーロの罰金
ソニーがPlayStation3(PS3)のブルーレイの再生技術に、韓国のLG電子の特許を無断で使用していると同社が訴えていたオランダ、ハーグでの民事裁判で、PS3の欧州輸入停止の仮措置は、LG電子の訴えが退けられたことで、一気に解決へと向かうことになったと海外のゲームサイトが報じている。
LG電子はソニーに罰金13万ユーロ(1400万円)と、明日、直ちにPS3の差し押さえ解除が遅れるごとに、毎日20万ユーロ(2300万円)の罰金がかかる。30万台のPS3全てがソニーに戻されることになり、これからも欧州に輸出することができる。
Point of view
ただし、この裁判の判決は、PS3の差し押さえが認められなかっただけで、特許侵害訴訟はこれからも続いていくとある。
つまり、この判決はあくまでも「欧州でのPS3の差し押さえの点」だけがメインであり、ソニーがLG電子の特許侵害をしていなかったという判決ではない。
しかし、差し押さえが認められなかったことで、最終的な裁判でも、特許侵害をしているという有力な証拠をLG電子側が示すことができなければ、ソニーが勝利するだろう。
何はともあれ、PS3の差し押さえは解除されたことは大きい。何か特許侵害したという痕跡でも見つかっていれば、差し押さえは引き続き延長されることになっていたはずだからだ。
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