(画像は、ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡレジェンド 公式サイトから)
スクウェア・エニックスHD ユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債で350億円調達
株式会社スクウェア・エニックスHDがユーロ円建て転換社債型新株予約権付社債を発行することを決定した。総額は350億円。転換社債の満期は2015年の2月。ヨーロッパ市場を中心に海外での募集を行うようだ。
スクウェア・エニックスの背景説明 一般家庭へのブロードバンド普及やゲームコンソールによるユーザー層の拡大により、新しい時代環境への移行期を迎えております。
スクウェア・エニックスの海外活動の展開 スクウェア・エニックスが海外活動にも積極的に伸ばしていく姿勢が見られるニュースはいくつかある。そのうち気になるのを紹介しておこう。
2006年3月31日株式会社タイトーを吸収合併! タイトーのヒットゲームといえば、「スペースインベーダーシリーズ」や「電車でGo!」「エストポリス伝記シリーズ」「エレベーターアクションシリーズ」など色々あるのだが、基本的にはアーケードゲームを主流にして、アミューズメント施設の運営を行う会社である。また最近は携帯ゲームコンテンツの開発も積極的に取り組んでいる。
そのタイトーをスクウェア・エニックスが吸収合併して、タイトーを完全に子会社化した。そして、タイトーが開発してスクウェア・エニックスのアーケードゲームの展開が始まったわけだが、有名なものと言えばドラクエⅨの大ヒットと連動企画で注目集めているトレーディングカードアーケードゲーム「ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡ」であろう。
ドラクエⅨの宝の地図「魔王の地図」が手に入ることもある、DSを持って遊ぶプレイヤーと、その取り巻きが多数出現したことは何度かゲームニュースにも取り上げられている。
最近はさらにパワーアップして「モンスターバトルロードⅡレジェンド」などで新地図が手に入るようだ。
タイトーを子会社化して、スクウェア・エニックスのアーケード展開が始まったのだが、それは海外市場の視野を入れていた上での買収だったのだろう。
2008年8月28日テクモ株の株式公開買い付け提案 「デッドオアアライブシリーズ」「テクモボウル」「モンスターファームシリーズ」などで知られるテクモ株式会社。
2008年の8月28日にスクウェア・エニックスが、1株あたり920円でテクモ株の株式公開買い付けの提案を行った。
しかし、スクウェア・エニックスが発表した買い付け価格は、直前に行った自社株買い価格すら下回っていたために、テクモ取締役会は、株式公開買い付けへの非賛同表明を行う。
そして創業者同士の親交が深かったコーエーとの合併を発表する。
これもスクウェア・エニックスの海外活動の視野を入れた買収計画であったがテクモが拒否したことでそれは失敗に終わった。
2009年12月10日「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」を発売! スクウェア・エニックスが北米の北米のデベロッパであるInfinity Wardが開発中のミリタリーFPS「Call of Duty: Modern Warfare 2」(PC/PlayStation 3/Xbox 360)の日本国内販売について、欧米のパブリッシングを担当するActivision-Blizzardとの間で合意に達したと発表したニュースがあった。
これによって、スクウェア・エニックスから12月10日に世界的大ヒットした「コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」が2009年12月10日に発売された。このゲームソフトは、発売から5日間で全世界での売上5億5千万ドルを記録し、北米とイギリスの初回売上本数が計470万本という怪物的なソフトだったりする。
(画像は、コール オブ デューティ モダン・ウォーフェア2」。アマゾンから)
2010年1月14日「バットマン アーカム・アサイラム」 スクウェア・エニックスは,バットマンを主人公としたアクションゲーム「バットマン アーカム・アサイラム」(PlayStation 3版 / Xbox 360版)をPlayStation 3とXbox 360にて発売した。これはRocksteady Studiosが開発を手がけ、Eidos Interactiveより発売されている「Batman: Arkham Asylum」の日本語ローカライズ版である。
(画像は、バットマン アーカム・アサイラム。アマゾンより)
このようにスクウェア・エニックスの海外活動の展開を視野に入れた動きが色々とある。いわゆる洋ゲーにも積極的に取り込もうとしているのもそうした先のビジョンを見据えてのことであろう。スクウェア・エニックスの今後の活躍に期待したい。
ドラゴンクエスト モンスターバトルロードⅡレジェンド
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