マジコン輸入の終わり。改正不正競争防止法でマジコンの販売禁止や輸入差し止め措置が制度化→初めての適用!
ゲームの違法ダウンロード化が禁止となったのは2010年1月1日に施行された著作権法改正からである。
その頃から発売したゲームソフトには違法ダウンロード化は行わないように注意事項がタイトル前に表示されるようになった。その違法ダウンロード化は2012年10月1日から刑事罰を問えるようになった。
これについては賛否両論が多いわけだが、実際問題、デジタルのコピーというのはアナログと違って、劣化もせずに完璧にコピーしてしまうことが容易である以上、それを法律で防ぐことがコンテンツを守る対策になる。
さて、ゲームの違法ダウンロードには、海賊版ゲームソフトを違法使用できる機器、いわゆる「マジコン」がセットで必要だった。そのマジコンが税関当局で輸入禁止リストに加わった。
MSN産経ニュースの記事によると、マジコンは、1個800円程度で販売され、中国など海外業者を通じてインターネットなどで売られるケースが多いという。メーカーの被害は年1600億円に上るとの試算もあったそうだ。
税関差し止めによって正規ルートでマジコン輸入は壊滅することになる。後は密輸みたいなルートで日本に運ばれるようなことしか残っていない。
ちなみにマジコンは国内での売買がすでに禁止されているので、海外のネット通販でマジコンを購入して、日本に持ち込んで所持といった行為も罰せられる。刑事罰の対象ともなっているので、罰金を払うだけで済まない犯罪だという認識が必要だ。
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