ヤフー株式会社(以下、Yahoo!JAPAN)と株式会社ディー・エヌ・エー(以下、DeNA)は、2010年9月21日からβ版にて公開しているPC上のソーシャルゲームプラットフォーム『Yahoo!モバゲー』を、2010年10月7日から正式版として提供している。
正式版では、開発パートナー約70社から、エレクトロニック・アーツのPlayfishブランドのタイトル『レストランシティ』や株式会社インデックスが提供するロールプレイングゲーム『ペルソナシリーズ』のソーシャルゲーム『ペルソナ3ソーシャル』など、モバゲーAPIを用いた作品を中心に、100作品のゲームが提供されている。
また、DeNAからも、『怪盗ロワイヤル-zero-』に続き、「モバゲータウン」で提供されている『海賊トレジャー』のPC版である『海賊トレジャー ANOTHER WORLD』が提供されることに加えて、株式会社コーエーテクモゲームスが提供するソーシャル・シミュレーションゲーム『100万人の信長の野望』や株式会社セガがライセンスを保有する『シェンムー街』の開発も決定している(2010年冬頃配信予定とのこと)。
さらに、今回の正式版開始に合わせて「モバコイン1億円分山分けプレゼント」キャンペーンが実施される。対象期間中に『Yahoo!モバゲー』に新規登録した利用者は、1億円分の「モバコイン」を山分けするキャンペーンに参加できる。
なお、『Yahoo!モバゲー』の利用(基本プレイ無料)には、Yahoo!JAPAN IDの取得と「モバゲータウン」への登録が必要となる。
利用ポイントについては、Yahoo!JAPANを利用中のユーザーは、利用中のYahoo!JAPAN IDでのログインが可能となっている。ゲームプレイ中の有料課金アイテムの支払いには「Yahoo!ウォレット」を利用して決済が可能で、「Yahoo!ウォレット」の利用で、購入金額の1%の「Yahoo!ポイント」が貯まるため、貯めたポイントをゲームのプレイに利用できるといったメリットがある。
また、「モバゲータウン」を利用中のユーザーは、ソーシャルグラフの連携により、「モバゲータウン」上で構築された利用者同士のつながりの情報は『Yahoo!モバゲー』にも引き継がれるとのこと。
ちなみに、ソーシャルゲームとは、ゲーム内で、ユーザー同士が競い合ったり、協力したり、情報交換をしながら一緒に遊べる、交流機能を持つゲームのこと。また、APIとは、アプリケーション・プログラム・インターフェイスの略。
ゲームの世界も互換性を高める必要が出てきたことの表れか。開発ツールが豊富になることと、開発効率やゲーム自体のクオリティが向上することは必ずしもリンクしていない。まずは、商品の種類を増やし、ユーザーの反応を見ながら方向性を定める対応といえようか。
ヤフー株式会社株式会社ディー・エヌ・エーリリース詳細ページ
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