難易度ハード、ナイトメアでは全滅必須。戦闘勝利の方程式は実はSRPG!
スパイクから1月27日に発売された「ドラゴンエイジオリジンズ」は、バルダーズゲート、マスエフェクトシリーズで知られているバイオウェア社の代表的なRPGとなっている。すでにその続編「ドラゴンエイジ2」が海外で3月に発売される予定となっている。
圧倒的な文章量からローカライズ化は不可能と思われていた「ドラゴンエイジオリジンズ」がこうして、日本に上陸、発売されたことで、海外ゲームファンは大いに喜び、ドラゴンエイジオリジンズの世界や面白さに夢中になっているのではないだろうか。
しかし、ドラゴンエイジオリジンズの真の魅力は自由度、豊富な選択肢や物語、詳細な設定、中世ファンタジーのような背景にあるわけではない。ズバリ言えば「戦闘システム」にある。
このリアルタイムで展開される戦闘は非常に考えられており、実は難易度、ハード、ナイトメアでプレイしてこそ、このゲームの真の魅力に取り憑かれることになる。
今回はドラゴンエイジオリジンズの真の魅力、戦闘の鬼難易度、ハードとナイトメアで、生きのこるコツを紹介する。
ドラゴンエイジオリジンズの4種類の異なる難易度ドラゴンエイジオリジンズには、カジュアル、ノーマル、ハード、ナイトメアという4つの難易度が存在する。一番簡単なのはカジュアルで難しいのがナイトメアとなっている。
難易度で大きく異なる変更点は敵の耐久力の高さとフレンドリファイアーの影響である。フレンドリーファイアーとは、範囲魔法における影響のことをいう。
カジュアルだと味方の範囲魔法に巻き込まれない。つまり、魔道士が範囲魔法を味方に向けて撃っても、まったく効果がないということだ。簡単にまとめておこう。
難易度によるフレンドリファイアーの違いカジュアル フレンドリーファイアーの影響なし。範囲魔法でも仲間を無視して使える。
ノーマル フレンドリファイア-の影響あり。だがのけぞるぐらい。ダメージはない。
ハード フレンドリファイアーの影響あり。敵に与えるダメージの2分の1。
ナイトメア フレンドリファイアーの影響あり。敵に与えるダメージがそのまま味方に反映。
このフレンドリーファイアーの影響で、魔道士が魔法を唱えるときの範囲に味方を巻き込まないような戦術が重要となる。直接攻撃してくる敵は味方に近づいて攻撃してくるので混戦になりやすい。
またブリザード、インフェルノなどの広範囲の魔法は敵、味方、関係なく範囲に入る。カジュアルだと無視して、撃てば良いので、あっという間に敵を全滅させることができるわけだ。
しかし、ハードやナイトメアになるとそうも行かない。フレンドリーファイアーのダメージがあり、しかも、抵抗できなければ、凍ったり,燃えたり、スタンしたりと、下手すれば魔道士の魔法で味方が全滅ということもありえてしまう。
そこで戦略と戦術が重要となってくる。ハードとナイトメアで生きのこるには相手を知ることから始める必要がある。
一度全滅して攻略を考えるいきなり矛盾した言い方だが、ハードとナイトメアでは、簡単なイベント戦の敵だけでも十分強い。扉を開けて出てきた敵に普通に戦ったら全滅するなど日常茶飯事である。
なので、最初はカジュアルか、ノーマルでゲームになれてから挑戦することをお勧めする。最初からハードやナイトメアを選ぶのも良いが、間違いなく行き詰まるだろう。実際、ノーマルですら全滅することも結構あった。
まず1回目は相手の戦力を観察することから始める。どのような敵なのか、魔道士はいるのか。罠は設置されていないかなどだ。敵の戦力分析、地形の把握などを確認しながら戦っていると全滅する。
そして、今度は戦略を考えることになる。情報の分析がすめば、ある程度の敵の行動パターンが掴めるので、例えば、敵の弱点属性の装備を付け直す、耐性効果を上げるなどが普通に考えられる。
しかし、それをやっても勝てない敵がどうしても出てくる。そこでさらなる戦術の構築である。戦略上有利に運べる装備を調えたら、次は戦術を練ることが重要になる。SRPGみたいにだ。
ドラゴンエイジオリジンズはリアルタイムの戦闘であるが、ポーズを取って時間止めることができる。また個別や全体に命令を出すことも可能だ。ハードやナイトメアで求められるのは、徹底した相手の対抗策なのだ。
ただの海外のRPGだと思っていたら泣くはめになる。日本のRPGの難易度をドラゴンエイジオリジンズに直すと、難易度的には、ノーマルがハードぐらいだと認識で良いと思う。カジュアルでも普通に日本のRPGの難易度は標準(ノーマル)とほぼ同程度だと思って頂ければ、ハードやナイトメアがどれだけ鬼難易度なのかを想像できるのではないだろうか。
事前の準備が勝利の鍵そこで重要になるのが敵の位置がマップに表示される生存術というスキルである。生存術はレベル4まであるのだが、最後の4になると全ての敵の位置がマップ上に現れる。たいていは群れを率いているリーダーがいるので、生存術を4まで上げておく必要はない。2か3ぐらいで十分だ。この生存術は相手の位置が把握できるので先手が取れるようになる。
先手が取れれば、まずは範囲魔法をお見舞いするのだ。敵は突然の攻撃に慌てふためきながら、こちらに突っ込んでくる。今度はその動きを利用して、麻痺の魔方陣、転ばしの魔方陣などを利用する。地形が狭ければ、転ばしの魔方陣は効果絶大だ。
敵は近づけないのに、こちらは範囲魔法を撃ちまくり。もちろん、味方は遠距離装備を用意して、相手が近づいてくるまでは待機させておく。そして、魔方陣が消えた頃には、相手が弱っているので直接攻撃に切り替える。魔道士や弓ローグなどが狙われていたら、戦士系が挑発などを使っておびき寄せる。
ローグ系の場合は目くらましなどのタレントも有効だ。相手が攻撃する数を減らすことはダメージを少なくすることに繋がる。一度にたくさんの敵に囲まれない限りは、回復薬、魔法での回復が追いつく。戦闘中は常にHPを基を配る必要があるので、操作キャラは魔道士がいいだろう。
*魔法やポーションなどの回復手段は事前に用意されているのは戦略要素として普通のことなどで説明は省いている。またそのような敵の攻撃を弱体化させる有効なスペルも考えて取っていることも大事な戦略要素の一つとなっている。
何やら大変そうなイメージを持つ人もいるかもしれない。だが、何度も全滅した相手を倒せたときに達成感は抜群である。そして、事前に作戦を考えて、相手を翻弄していくやり方を編み出していくことが俄然面白くなる。
そのためのスキルやタレント構成も十分考える必要があるし、何より、装備、能力値などの割り振りなども重要だ。先ほど述べた通り、もはやSRPGみたいになっている。難しいが攻略のしがいがある。
罠作成や毒作成などのスキルは、ノーマルではほとんど使うことはなかった。だが、ハードやナイトメアでは使わないと生き残れない。そのような攻略方法が用意されているのが、ドラゴンエイジオリジンズの真の魅力と言えよう。
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