専門家とは誰ぞ?
3D映像を楽しめるとして話題を集めている新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS」。その発売に先立ち、制作側の任天堂が専門家の注意事項を公表したが、逆に疑問が持ち上がっている。
注意事項の内容は「3D映像は、小さなお子様の目の成長に影響を与える可能性があるという見解をもっています」というもの。これを受けてNYタイムズが世界的に高名な全米の小児眼科医各人に取材を行った所、医師らは現行の3D技術は子どもの身体に何の影響も及ぼさないだろうとの見解を示した。
セントルイスのワシントン大学に所属する小児眼科学教授は「映画館で3Dを観ても、3Dゲームをしても、目に悪影響なんか無いですよ」語る。同教授は3ヶ月間、子猿に3Dメガネ掛けて実験を行った所、変化は何も無かったと裏づけしている。しかしそれにせよ、「専門家」の語る悪影響はさておき、ゲーム機には独自の眼精疲労等を伴う身体的疲労があるのは厳然たる事実。親は適度に、子どもの観察と指導を行うべきであろう。
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