1995年、BSサテラビューで放映された幻の秘話!
任天堂の代表シミュレーションRPGの新作DS「ファイアーエムブレム 新・紋章の謎~光と影の英雄~」が7月15日に発売される。価格は4,800円。前回は追加配信アイテムや、追加シナリオなどを紹介したが、今回は公式HPで更新されたキャラクターや、1995年、BSサテラビューで放送された「BSアカネイア戦記」が楽しめる追加要素の内容などを特集していこう。
軍師を志望する少女「カタリナ」上の画像はその少女。どことなく不思議な雰囲気を漂わせている。なぜ彼女が軍師を志望しているのか、完成された作品である紋章の謎にどのような役割を担うのか。全く明らかになっていないが、新しいキャラクターが登場することで世界が広がることもあるはずだ。
スーファミ版では、マルスの視点が基本だったので、あまり、アカネイア側の視点などは描かれていない。ファイアーエムブレムの魅力的な世界観。しかも、今作は紋章の謎の第二部だけ(スーファミ版は暗黒戦争と紋章の謎がセット)で作り直しているわけなので、期待は膨らむ一方だ。
新・アカネイア戦記の追加サテラビューをご存じだろうか。名前も知らない人が続出するかもしれないが、サテラビューとは、任天堂が1995年に発売したスーパーファミコン向けの衛星放送データを受信するためのアダプタのことである。
インターネットが登場する前後にこのようなことをやっているのがさすが先見性を持っている任天堂ならではなのだが、時代が早すぎた。バーチャルボーイもそうだったが、ようやくそうした任天堂の発想に技術が追いついてきているのが現代だ。
サテラビューというのはBSで放送されるゲームが遊べたりする。だいたい夕方18時か19時ぐらいにメインの放送があって、プレイヤーは同じ放送を見て、同じゲームをやるのだが、これがまた面白い仕掛けなのだ。プレイヤーは同じ映像と音声を共有する。例えば「BSゼルダの伝説」というのがある。動画があるので紹介しよう。
BS The Legend of ZELDA 1 (1/2) BS The Legend of ZELDA 1 (2/2)最初にゲームの説明をして、また、ゲームを進めれば道具の使い方なども教えてくれる。ディスクシステム版やファミコン版で発売された「ゼルダの伝説」と同じゲームだがオリジナルの仕掛けが満載。例えば、ライフが満タンでないと剣は飛ばせないのだが、あるイベントだとライフが減っていても剣を飛ばせたりする。
このように特定の時間になるとイベントが発生するのが斬新なアイデアだった。他にも「風来のシレン」放送などもあったわけだが、ファイアーエムブレムの「BSアカネイア戦記」も放送された。さすがにサテラビューで放送するような同様な仕掛けはできないと思われるが、新アカネイア戦記では、暗黒戦争の前日談が楽しめる。それが今作で追加要素として楽しめるのはファンには嬉しい要素だ。
ファイアーエムブレム 新紋章の謎~光と影の英雄~
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