レベルファイブ&スタジオジブリ、さらに音楽は久石譲氏!
世の中には夢のコラボと思えるような事例は数多くあるのだが、ゲーム業界の夢のコラボといえば、やはり「ドラゴンクエスト」シリーズ、堀井祐司、鳥山明、すぎやまこういちの三人を真っ先に思い浮かべるのではないだろうか。
そんな夢のコラボはユーザーに多大な期待を抱かせるもの。特に、もう伝説ともいえるSFの名作RPG「クロノトリガー」の夢のコラボは忘れることはできない。FFの生みの親である坂口博信、ドラゴンクエストの堀井祐司、そして、ドラゴンボール、ドラゴンクエストのデザインで有名だった鳥山明。
当時はスクウェアとエニックスが合併して、スクウェア・エニックスとなるなどとは誰も想像していなかった。当時のゲームファンに与えた衝撃は計り知れないものだった。
そして、その衝撃に勝るかもしれない夢のコラボが2010年に実現した。それがレベルファイブの新作RPG、DSから2010年秋発売予定の「二ノ国」である。価格は未定。
ここ、最近の「ドラゴンクエスト」シリーズの制作を請け負い、「レイトン教授」、「イナズマイレブン」シリーズなどの数々の名作を生み出し続けているあのレベルファイブが、「風の谷のナウシカ」、「となりのトトロ」、「天空の城ラピュタ」、「千と千尋の神隠し」、「崖の上のポニョ」など、日本アニメを世界の最高レベルに到達させた宮崎駿が率いる「スタジオジブリ」と夢のコラボである。しかも、音楽はその数々のジブリ映画の音楽を担当した久石譲。まさに知らない人はいない豪華スタッフだ。
二ノ国2010年秋発売ということだけで、詳しい情報はほとんど明らかになっていない。だが、2009年に動画が公開されている。まずはこちらを紹介しよう。
【レベルファイブ】二ノ国(動画に、発売予定日が2010年春と書いてあるのだが、秋に延期しているので注意してほしい)
動画にもでてきた魔法の本。これは異世界二ノ国に伝わる魔法使いの指南書「マジックマスター」。この本には様々な呪文、魔除けの紋章(ルーン)、秘薬のレシピが書かれている。この本を使って、現実と異世界「二ノ国」を行き来していく。
冒険の目的主人公オリバーが住む町「ホットロイト」は、車産業で賑わう1900年代のアメリカを彷彿させる町。ある日、オリバーが親友と一緒に作っていた車の試運転の最中に、タイヤが外れるという事故が発生し川に転落する。慌てて駆けつけた母親アリーに救われるが、アリーは突然の心臓発作で急変、死んでしまう。
悲しみに暮れていたオリバー。だが、アリーが作ってくれた人形にオリバーの涙がこぼれたとき、信じられない出来事が起こる。なんと人形が動いて喋りだしたのだ。そして、二ノ国に来て、ジャボーを倒してほしいという。現実の世界アリーと二ノ国の賢者アリシアは魂が共鳴していて、ジャボーに封印されたアリシアを救えば、アリーが生き返るかもしれないという。
オリバーは最愛の母親が生き返るかもしれないという希望を抱き、二ノ国へと旅立つことを決意する。
現実世界と二ノ国の関係現実世界と二ノ国というのは時間軸が異なる世界。しかし、人々の魂は共有している。現実世界ではただの飼い猫が、二ノ国では王様だったりするようだ。二つの世界を行き来しながら,人々の悩みを解決することで、二つの世界に何かしらの影響を与えるという。
Point of view
二ノ国が現実世界とリンクしているというなら、母親アリーの突然の心臓発作の理由は、川からオリバーを救い出したことだけではないかもしれない。そもそも、なぜオリバーが選ばれたのか。二ノ国のオリバー(魂を共有する人物)が、二ノ国では一体何をしているのかなど、謎だらけである。もしかすると、親友が魔術師ジャボ-と魂を共有しているかもしれないのだ。
面白さはレベルファイブなので保証済みみたいなものであるが、ストーリーや舞台設定も期待を膨らませるものばかり。ストーリーや物語設定だけでここまで期待させられるのだから、レベルファイブのやり込みシステム、戦闘システムなどの情報が出ればますます人気は高まるに違いない。
レベルファイブのことだ。あっと驚くシステムを用意してくれることだろう。
二ノ国
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