かなり難解なパズルアクションゲーム。ピンク色の可愛い絵柄に騙されてはいけない!
7月のバーチャルコンソールで、FCの「バーガータイム」が配信されることは紹介したとおりだが、もう一つ、FCソフトで「バイナリィランド」が配信されるので、今回はこのゲームを紹介しよう。
バイナリィランド1985年、ハドソン発売のファミコンソフト。バイナリィランドは携帯ゲームや、ハドソンベストコレクションVol4の中でも移植されている。簡単にゲームの内容を説明すると、2匹の恋人同士のペンギンを操作して、ハートの檻(ゴール)に導くのだが、操作が左右対称となっており、これがパズル要素となっている。
つまり、二匹のペンギンは逆の動きをするので、マップ上の障害物に合わせながら、位置を変えていく必要がある。最初のステージは何も考えずに操作しているだけで、二匹のペンギンを一番上に上げて、壁際で間合いを調整する。ゴールするために左右のペンギンは同時にハートの檻に接触する必要がある。
また、ステージには蜘蛛の巣、蜘蛛などがおり、ペンギンが触れると捕まってしまう。二匹同時に捕まれば、やり直しになるので、捕まったら助けに行く必要があるのだ。
操作説明はこれぐらいにして実際どんなゲームなのかを見て欲しい。
最初のいくつかのステージは楽にクリアできるのだが、面が進むにつれて、マップも難しくなる。ペンギンを上手く導くルートを考えていく必要があるのだ。実際、99面、全クリアした人はそれほど多くないと思う。
オークションで22万?超限定版の「バイナリィランド」このバイナリィランドの限定版は、今作を開発中に社内結婚した開発者の結婚式で配られた物。つまり、結婚式の参列者に送られた幻のソフトである。実際、その結婚式の規模はわからないが、下手すれば、数百本あるかないかぐらいだ。
ちなみに、高橋名人(今はもうハドソン退社)が、これについての面白いエピソードをブログで明かしている。同メーカーのチャレンジャーに「ABAABBAA ABAABBBB ABABABBA ABAAABAB」という、この隠しコマンドを打ち込むと、ご祝儀メッセージが出る。そのメッセージが「KIKU MEGU LOVE STORY」だそうで、中々、粋な心意気の開発者だ。
さすがにこの限定版を手に入れるのは難しいが、Wiiで配信されるゲームは簡単に遊べるので、プレイして見て欲しい。
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