斬新なシナリオ構成、言霊システムは今でも画期的!
6月のWii、「バーチャルコンソール」のラインナップタイトルが任天堂の公式HPで更新された。今回のタイトルは中々名作揃いなのだが、RPGが好きな人にお勧めのゲーム「ルドラの秘宝」を紹介しよう。ルドラの秘宝が発売されたのは1996年4月5日。発売元はスクウェア(現在のスクウェア・エニックス)。機種はスーパーファミコン。800Wiiポイントでダウンロードできる。
ルドラ秘宝とは人類滅亡までわずかな時間の間に三人の主人公がそれぞれの目的を果たすために旅に出る。この三人の主人公をプレイヤーが選択して、物語が開始されるのだが、興味深い視点として、それぞれの主人公は同時間帯で旅に出ているということだ。
つまり、同じ時間軸で物語が進むために、別の主人公が起こしたイベントが、プレイヤー操作する主人公に影響したり、されたりする。しかも、各主人公のシナリオを同時に進行させることも可能で、解決方法もある程度プレイヤーに委ねられている。
これは1993年に発売された「エルナード」、さらに1995年に発売された「ミスティックアーク」の流れを継承したRPGといえるし、「ルドラの秘宝」の発売時期もその1年後である。
言霊システムとは戦闘は2Dのコマンド式のRPGなのだが、ルドラの秘宝の特徴として、「言霊システム」があげられる。これは「プレイヤーがオリジナルの魔法を作り出せる画期的なシステム」として、当時、話題を呼んだ。
プレイヤーは、日本語50字、カタカナ6文字から、最大6文字を使って好きな言葉を並べることが出来る。これには言葉の並びで基本属性があったりするが、そうした情報も街の住人から得られる。基本属性に適当な名前を増やすと魔法の効果が格段に上昇するなど、かなり自由度の高い魔法作成システムといえる。
他にもFFの魔法の効果、例えば「プロテス」とか、入力すると、そのままの効果があったりと、色々とネタが仕込まれていた。
三人のシナリオをすべてクリアすると「デューン」編が登場それぞれ主人公たちは「ルドラ十神宝」と呼ばれる、秘宝を身体に埋め込んでいる。後の6つの秘宝は武具として登場する。
そして、最後の一つを「デューン」の体内に埋め込まれている。ルドラの秘宝は是非とも、デューン編のシナリオクリアを目指して見て欲しい。
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