Wii後継機はE3で発表。今後のWiiソフトの展開が明らかに!
任天堂の「第70期 決算説明会」において、同社の社長、岩田聡氏の講演が行われた。講演内容は全文、任天堂HPで確認出来るのだが、様々な興味深いことを述べている。まずは任天堂の決算発表から紹介していく。
今期の連結決算は66.1%の減益通期(2010年4月~2011年3月)の連結損益計算書(括弧内は前期との増減率)
売上高 1兆143億円 (△29.3%)
売上総利益 3,879億円 (△32.6%)
営業利益 1,710億円 (△52.0%)
経常利益 1,281億円 (△64.8%)
四半期純利益 776億円 (△66.1%)
原因はWiiやDSのハードウェア、ソフトウェアの販売数量の減少だという。その他に円高の影響が前期比約860億円の売上の減少。他にもWiiやDSのハード値下げの影響があった。
Wiiソフトの発売ラインナップを見ている限りでは、このような減益になるのは頷けるというところだろうか。次に任天堂の今期の売り上げ目標を見てもらいたい。
今期の売り上げ目標Wiiハードウェア 1,300万台
Wiiソフトウェア 1億2,000万本
ニンテンドーDSハードウェア 1,100万台
ニンテンドーDSソフトウェア 6,700万本
ニンテンドー3DSハードウェア 1,600万台
ニンテンドー3DSソフトウェア 6,200万本
ニンテンド-3DSが1600万台を目標。現段階では150万台を超えたぐらいだと思われるが、この1年で後1450万台を売り上げる必要がある。今の3DSを見ている限りでは厳しいという評価が大半ではないだろうか。
もちろん、年内にこれほどの数を見込むということは、マリオやポケモンなどのキラーソフトを数本は用意しているということだろう。
日本市場のハード販売状況今年の年明け以降、任天堂が3DSに発売集中することで、自社製品の新作ソフトが1本のみとなり、現在の販売状況は低調といわざるえないという。
Wiiについては後の説明で、これからのWiiソフトのラインナップが明らかになった。
これから発売予定のWiiソフト「パンドラの塔」「007 ゴールデンアイ」「Wiiリモコンプラスバラエティ」「マリオ&ソニック AT ロンドンオリンピック(仮称)」『イナズマイレブン ストライカーズ』『星のカービィ』新作『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』日本向けに任天堂がローカライズする『JUST DANCE 2』
このようになっている。しかも、まだ何か隠し球の発表もあるそうで、Wiiの新作がまったく出ないということではないようだ。
Wiiの後継機2012年のWii後継機が6月のE3で発表されるという公式情報が入ってきたが、まだ、Wiiと互換性があるかなどもわかっていない。2012年に発売するとしても、今後数年「Wii」を現役で稼働させるには少しソフトが少ないと思われる。
以上。今回は任天堂の決算と今後のWiiソフトについて紹介した。
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