DSは子守道具以上ではない。WiiとXbox360は2011年以降、勢いが不足し始めている
ソニーコンピューターエンタテイメント、アメリカのCEO(最高経営責任者)Jack Tretton氏がCNNインタビューで「DSは子守道具以上ではない」と述べて、彼の持論を主張した。
また、WiiとXbox360にも言及し、2011年以降に継続面について、勢いが不足し始めていると言及している。その時に、PS3の事にも触れ、PS3が発売した2006年での最先端技術が、今日、密接に関連しており、私たちの競争分野での不在が目立っていると述べている。さらに、PS3がここ4年間で調子を上げてきていることも指摘した。
また、Tretton氏は、「もし、本当に10年間のための技術を維持するつもりなら、プラットフォームを立ち上げるとき最先端にする必要がある」と、今日のゲーム市場動向で、PS3の技術における優位性を主張している。
Point of view
PS3の技術的な優位性について少し触れておく。色々あるのだが、やはりHD(高解像度)のゲーム画面の作成が可能なこと。BDディスクの採用により、ゲームの容量が格段に進歩。高画質、高音質、ボリュームのあるゲーム製作を可能にした。また高画質、高音質なデータ転送が可能になったHDMI(High Definition Multimedia Interface)の採用も言及しておく。
これはユーザーからの視点だがHDDが内蔵されたことで、ゲームのデータ保存も従来のメモリーカードがなくても出来るようになった。
またゲームに直接関係ないが、ビデオ、ミュージックなどの編集もでき、日々アップデートでの改良もあり、さらにPS3専用、地上波デジタル放送対応レコーダー「トルネ」との互換による、驚くべき速さの録画や再生、簡単操作など、数多くの点で、PS3がいまだにWiiやXbox360の性能を上回っているのは言うまでもない。
PS3が今後5年間戦える次世代機かどうかは定かではないが、Wiiがこのままでは危険な水域になっているのは、これから発売するソフトのラインナップから見てもわかる。また、Xbox360も海外ではともかく、日本国内でのソフトの売上本数はPS3に比べてかなり落ちている。
このような最新のゲーム事情を見る限りでは、PS3がこれから売上を伸ばす期待できるのに対して、WiiやXbox360は失速し始めているのは見ての通りだ。
日本での震災の影響も確かにあったと思われるが,経済活動の衰退が、日本経済に良い影響を与えることは決してない。今後、ゲーム業界の動きはソニーが先導していくことになるのか、任天堂とマイクロソフトが隠し球でも用意しているのか、注目して見て欲しい。

<a href="PlayStation chief: Nintendo makes 'babysitting tools' - Fortune Tech <http://tech.fortune.cnn.com/2011/04/08/playstation-chief-nintendo-makes-%E2%80%98babysitting-tools%E2%80%99/>" target="_blank">詳細ページ</a>
[PR]