2010年末、家庭用ゲーム機、PS3は4340万台、Xbox360は4290万台!Wiiの後継機は12月以内?
Strategy Analytics社の最新市場データによると、PS3とXbox360の販売台数がついに逆転したことが明らかになった。
具体的な販売台数は2010年末までに,PS3は4340万台、Xbox360は4290万台、Wiiは7550万台の販売台数を記録したと伝えている。
同社のデジタル部問アナリスト、Jia Wu氏によると、ロングランヒットを飛ばした「Kinect」のアメリカでの需要でXbox360の販売台数は増加したが、アメリカ以外での販売数は落ち込んでいるという。
その反対にPS3は、過去2年間で、Xbox360を超えたグローバルな需要があったと述べ、また今年もその傾向が続くだろうと予測した。
最後に、同社は任天堂Wiiの後継機が12ヶ月以内に発表があるだろうと述べている。
Point of view
実はこのニュースはそれほど驚いたことではない。筆者は12月の最後に国内ゲーム市場を振り返るときにこういう予測をしている。
>来年からPS3、PSPの巻き返しも期待できるだろう。それとは逆に国内ではXbox360の低迷が予想される。Fable3が思ったより国内で売れなかったこともあげられるが、海外ゲームはだいたいPS3とXbox360で発売される。
日本のゲーム市場動向が、海外より先に進んでいるのは言うまでもないのだが、日本ではこのような傾向が顕著にでている時点で、ゲームの面白さを追求していけば、どうしてもPS3の性能が上になってしまうことで、ゲーマーからはPS3がもてはやされることになる。
また、ゲームメーカーが挙って、DSよりPSPのゲーム開発にウェイトを置いているのが見られるので、これからはPSPはますます需要が増えるだろう。まあ、国内はモンハン3rdの影響があるので、他の国とは少し事情が異なるのだが。
そうした中で、今後、PS3とPSPがゲーム機として、巻き返していくのはむしろ当然といえる。なので、この記事はそれほど驚くことではない。
またPS3がWiiを抜いたわけではないし、二倍ぐらい差がついているところを見れば、任天堂が優勢なのも変わりはない。そして、任天堂はWiiの後継機をおそらく、E3で発表すると予想されている。
家庭用ゲーム機ではそうなのだが、携帯ゲーム機には「NGP」というPSPの後継機があるので、これとニンテンドー3DSとの競争になるわけだが、現時点での期待は明らかに「NGP」の方が高い。
ただ、ニンテンドーがまだキラーソフトを出していない状況で、3DSの実力を評価するのは避けた方が無難であろう。
ハードとソフト、どちらかが欠けていても,良いゲームは造れない。この二つが揃わない限り、真の評価はまだ出来ないのだ。
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