IDCの予測。2016年にはWiiUは5000万台を突破。デジタル販売が主流に!
海外のゲームニュースサイト、GamesIndustry Internationalの記事に掲載されたレポートの予想によると、任天堂が昨年の12月に発売した新型ゲーム機「WiiU」は2016年までに5000万台を超えるという。
また、プレイステーション3の出荷台数が7700万台を超えて、Xbox360の7600万台を上回ったという。これによって海外でもPS3が巻き返してきていることが窺える。クリスマス、年末商戦の値下げも大きく貢献したようだ。
さらに記事を翻訳すると、2016年まではコンソール市場は安泰だという。そして、2016年にはデジタル販売が主流になるという。
デジタル販売とはデジタル販売というのはDLC販売のことだ。
パッケージや説明書が手元に届かないので、あまり好きではないユーザーも多いそうだが、このDLC販売の利点には在庫確保が容易なことが上げられる。
メーカーは売れる個数を予想して発売日までに工場でゲームソフトの生産を開始する。小売店は個数を注文して、新作ソフトが発売日前に届くようにする。
ただ、この体制は小売店の利益率の観点からは、それほど魅力的ではない。また、ソフトが売れ残ってしまうと、小売店は赤字になるリスクがつきまとう。つまり、売れ残りを避けてあまり入荷しないことも多いのだ。
ユーザーもいつでもDLCが出来て、発売日のお昼には遊べるDLC販売に魅力を感じることもあるだろう。店に行ったら売り切れで何件も店を探し回ることもなくなる。
そういった中、DLC販売において、ニンテンドー3DSの『とびだせ どうぶつの森』が好調に売れている。パッケージ版のほうがまだ売れているわけだが、今後、数年間で逆転する可能性は十分にあるだろう。
ただ、人気ソフトのDLCは時間がかかるという欠点がある。筆者もいくつかダウンロードしたが、ダウンロードするだけで半日かかったこともあった。
予想はどうなのかデジタル販売が主流になるのは上にあげた利点があるからだ。
メーカーもユーザー側も得をする。ただし、メーカーがDLC販売をするには、任天堂やSONY、マイクロソフトといった会社にお金を支払う必要がある。バグ修正のアップデートなどもそうだ。この辺りの費用は判明してないので、何とも言えないが、結構な金額になるそうだ。
メーカー側は在庫確保がなくなり、一方的に得するわけではないということを覚えておいて欲しい。デジタル販売が主流になるのは、ゲームだけの話ではないだろう。
小説、雑誌、CDなどもそうだ。音楽も気軽にダウンロード出来るし、小説、雑誌なども電子書籍で読める時代が来ている。
この予想が当たるかはともかく、デジタル化の波が急速に拡大していくことだろう。
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