物語はよりドラマチックに。ゲームはよりスピーディーに。新要素盛りだくさんで、狩りはさらなる次元へと進化する!
前作「ゴッドイーター」は、体験版ダウンロードの数が100万超えたこともあり、モンハンに類似システムに新しい可能性を見いだしたことで話題をかっさらい、新作タイトルでありながら、売上本数は30万本以上とヒットを飛ばした。
ゴッドイーターは、カプコンのモンスターハンターシリーズとは異なるアニメとゲームにおける良い意味での融合をユーザーに受け入れられたということになるが、今作「GOD EATER BURST(ゴッドイーターバースト)」は、体験版をプレイした感想ではあるが、まさに正当進化バージョンといっても良い出来だ。発売日は10月28日。機種はPSP。価格は5,229円(税込)。今回はこの「ゴッドイーターバースト」を紹介しよう。
ゴッドイーターバーストまずはPVを見て頂きたいのだが、ゴッドイーターバーストはストーリーもかなり魅力的だ。
GOD EATER BURST(ゴッドイーターバースト)1st PV 【PV】 ゴッドイーターバースト - TGS 2010 ストーリー編 このような魅力的なストーリーを追うこともできる。次にシステム編を見てもらいたい。今回の新要素「コンボバースト」「NPCに命令」「装備は衣装は原作の二倍以上」「アバターカード」なども説明されている。
【PV】ゴッドイーターバースト - TGS 2010 システム編 Point of view
原作ファンはもちろんのこと、初心者でもお勧めできるゲームとなっていて、週刊ファミ通評価は35点(プラチナ殿堂入り)と高い。
文句なしの良作だと思われるが、前作の売上を上回ることができるかがヒットの基準となるだろう。20万本以上の売上を筆者は予想するが、12月にキラータイトルである「モンスターハンター3ポータブル」が投入される。
これを待っているユーザーはかなり多いだろうし、スクエニのロードオブアルカナも、モンハンと同じようなシステムで先に発売されたが、売上は7万本とヒットとは、今の所はあまり言えない状態だ。
スクエニ、バンダイナムコ、カプコンと日本を老舗ゲームメーカーである3社の競争は、カプコンが「モンスターハンターシリーズ」で圧倒的な強さを誇っているわけだが、今後、こうした狩りゲームのシェアをスクエニ、バンダイナムコがどれだけ獲得出来るかが面白い着眼点になると思われる。また,モンスターハンターシリーズだけではない、こうした狩りゲームの新しい独自性を追求できるかも鍵だ。
チュンソフトの「風来のシレンシリーズ」は,不思議のダンジョンシリーズというジャンルを確立させた。そして、今では色々なメーカーがこの不思議のダンジョンシリーズのシステムで新しいゲームを造りだしている。
ゲームの可能性はどんなジャンルであろうが、クリエイターの独創性が発揮されれば無限大だと筆者は思う。それはプロとアマの違いは別に問わない。アマチュア、つまり、インディーズゲーム、同人ゲームでもそういった可能性があるゲームはいくつも作られている。
大事なのは何が面白いかだ。新しい面白さを提供できる会社の筆頭は任天堂であるが、日本のゲームは文化として誇れるほど成熟している。だが、決して、洋ゲーが日本のゲームより劣っているわけでは決してない。
むしろ、洋ゲーの方が独創的なアイデア、自由度において、日本のゲームより,遙かに優れていることだってある。だが、面白いゲームだけを作れば売れるわけではない。ユーザーに何が面白いかを伝える宣伝活動は非常に重要な要素となっている。
新作を紹介するときは、そのゲームの面白さを伝えるのは難しい。
チュンソフトの中村社長は「風来のシレン4」は、自分ではかなり出来が良いと述べていたが,自分が思っていたより売れなかったという、インタビューがファミ通に掲載されたことがある。その中で宣伝活動の重要性を指摘していた。
またカービィ,スマブラを手がけている桜井氏も、ファミ通のコラムでゲームのクリエイターが一番評価したゲームが「ヘビーレイン」だったが、日本ではあまり売れてないことを述べていた。
どちらも伝える難しさを端的に現していると思う。また「風来のシレン5」も12月に発売される。今回は特典としてサウンドトラックがついてくるということだ。
最後は少し脱線してしまったが、ゴッドイーターバーストは28日に発売される。だが、この日は激戦となっている。筆者が記事として紹介した「ソラトロボ」「黄金の太陽」「カルネージハートエクサ」もある。どのゲームが一番売れるかはとても楽しみだ。
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