6月のE3で発表され華々しいデビューを飾ったNintendo3DSですが、そのローンチタイトルのひとつである『新・光神話 パルテナの鏡』について、制作者である桜井政博さんがインタビューに回答しました。
一度3Dに慣れると2Dに戻れない
スマブラシリーズやカービィの生みの親でも知られる桜井政博さんですが、「オフィシャル・ニンテンドー・マガジン」のインタビューで以下のようなコメントをしています。
「この作品(発売予定のパルテナ新作のこと)が実際私の初めての3Dゲームになりますが、この後また2Dに戻るのは難しいんじゃないかと思います」
桜井さんは大ヒットとなった映画『アバター』を引き合いに出し「最初は3Dらしいギミックに目を見張りますが、展開が進むうちに3Dのことを忘れて楽しむようになります」と答え、3Dによるグラフィック演出に対してポジティブな意見を強調しました。
確かに3Dというと、どうもとっつきにくいイメージがあり、「目が疲れてしまうのではないか」とか「3Dで画面が揺れて作品に集中できないのではないか」といった声が多く聞かれます。
しかしE3などで実際に3DSをプレイした人達のコメントでは「3DSで綺麗になるが、特に違和感はなかった」といった意見が目立つなど、3Dそのものに触れてみるとその良さが実感できる様子。
親しむにつれて、気にならなくなるのは自然
桜井さん曰く、「親しむにつれて、気にならなくなるのは自然」とのこと。むしろ問題は「3Dゲームのプロジェクトに参加すると2Dに戻るのが難しくなる」という制作上のジレンマ。確かに、クリエイターは自分の技術を満たせるものを選びたがるものですし……
それよりパルテナの鏡の発売後はやっぱり『スマブラ3DS』? ただでさえミリオンヒットの人気シリーズ。とりあえずスマブラが携帯機で遊べるってだけでも、相当燃えるとは思いますが。
3DS makes it 'hard to go back to 2D' - Sakurai新・光神話 パルテナの鏡-任天堂株式会社
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