株式会社タカラトミーは、リアル体感釣りゲーム『バーチャルマスターズリアル』を、2011年7月から、全国の玩具店・百貨店・量販店の玩具売場・インターネット等にて発売することを発表した。
同ゲームは、釣り竿型の本体に、内蔵のカラー液晶画面に釣り場が写しながら、その中に現れる魚を釣り上げるというもの。釣った魚は画面に表示され、釣った記録が保存される。
遊び方には、2つのモードがあり、ゲーム内に設定された川、湖、海などの釣り場を選んで釣りをする「セレクトモード」と、「AR(拡張現実)モード」がある。
「ARモード」は、本体に搭載したカメラを通してみえる風景が、どこでも釣り場に変身するという機能で、リビングや、公園、車の中などで、人やモノなど、あらゆるものを感知すると、液晶画面に水中で泳ぐ魚が出現するというもの。
加えて、まるで、本当に魚を釣っているかのように体感できる「リアル体感」機能も提供されている。同機能では、「重さ」や「振動」などの“手ごたえの変化”と「音」の効果で、魚との距離やその状況が再現されている。
なお、希望小売価格は、予価が6,279円となっている。
実際には存在しないが、同じようなものを作り出すバーチャルリアルティとは対峙して、現実の環境(の一部)に付加情報としてバーチャルな物体を電子情報として合成提示する技術がAR(拡張現実)といわれているが、大前提として、提供される画面上の表現が真の現実であるかの検証は、必要なのかもしれない。求める以上の情報が押し寄せる時代には、情報が遮断される時間こそが貴重となってくる。
株式会社タカラトミーリリース
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