シベリアンハスキーを見たらケルベロス。アメリカ合衆国大使はICBMを撃ったトールマン。東京事変からのメシアとガイアの対立。今では当たり前になったパソコンからのアクセス。そして、悪魔召喚プログラム。神と悪魔、人間の戦いを描いた「真・女神転生」シリーズはここから始まった。
そして、この度、原点である作品「真・女神転生」がPSゲームアーカイブスで7月14日より配信がスタートした。配信価格は1,000円(税込)。
真・女神転生主人公は不思議な夢を見るところから物語りは始まる。趣味はコンピューターを使うこと。愛犬のパスカルを飼っていて、普通のどこにでもいる高校生。しかし、パソコン通信で謎の車椅子の男「スティーヴ」がばらまいた悪魔召喚プログラムを手に入れたことで、事態は一変する。悪魔召喚プログラムをインストールすることで、悪魔と会話が可能になり,使役する力を得る。
力を得た主人公は,生きるために様々な出会いを経験していくのだが、ルートは大きく3つにわかれるのが真・女神転生シリーズの特徴だ。
ロウルート世界の救世主(メシア)の出現を信じており,メシアが世界を救うという思想のメシア教がロウルート。ロウ側の悪魔は仲間にできるが、カオス側は仲間にならない。
秩序を重んじ、すべては法の下に管理されるべきであるとして、ヒエラルキーを絶対視する。信じる悪魔は、天使などが多い。秩序と平和を重んじるが、そこに個人の自由はない。
カオスルートその反対がガイア教団。秩序や階級に囚われず、自然と一体化することを重要視している宗教。力こそ全てであり、そこには力あるものだけが存在することが許される。これがカオスルート。また、西の島で閣下と称されているあのお方を仲間にすることもできる。
ニュートラルルートメシア、ガイアの2つにも属さないのがニュートラルルートである。主人公は大きく分けてこの3つの属性のどれかを選択肢で選びながらゲームを進めていく。当然、エンディングも変化する。ロウルートで進めば、ミカエル、ガブリエル,ラファエルなどの強力な大天使が仲間になるが、ガイア教団とは真っ向から対立する。続編の真女神転生2を見れば、これが正規のルートのようではある。
良く誤解されることだが、メシア=善、ガイア=悪という形式ではない。どちらも人間として受け入れるには無理があるのは、プレイしているとわかる。ドラゴンクエスト,FFなどに代表するRPGのような絶対悪の概念がないのも、このシリーズの特徴でファンも多い。
ニュートラルだとどちらにも属さないので、平和的な解決かと思えばそうではない。どちら側にも属さないから、どちらも敵になるという。ルート的には一番面白く難易度が高いルートで、全ての悪魔を仲間にすることができる。
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