日本で初週売上7万本超え!続編はロックスターではなく、別のゲームメーカーに?
日本で7月7日に発売されたロックスターとチーム・ボンダイが開発した推理サスペンス「L.A.ノワール」は、初週売上7万本を超えて、売上ランキング1位となった。洋ゲーが日本で中々売れないと言われている中で、7万本超えはまずまずのスタートというところだろう。
これから徐々に売上本数を増やしていくと見込まれる本作だが、海外ゲーム大手「IGN」がL.A.ノワールを開発したロックスターとチーム・ボンダイの確執に言及しており、どうやら相当な対立が起きているようだ。
期待の続編も、別の会社と手を組む可能性がある。今回はIGNの記事で、気になるところを要約していく。
ロックスターとチーム・ボンダイの対立L.A.ノワールの製作期間は5年ということは説明した通りだが、その間に、ロックスター社が資金を提供し、チーム・ボンダイが開発していたわけだが、どうやら、作成過程にプログラマー、ゲームデザイナー、などと意見の食い違いが多数あったようだ。そのため、労働条件(長時間労働、ほぼ不可能な期限など)がかなり悪くなったと情報筋が伝えている。
情報筋が伝えている内容は、ロックスターをチーム・ボンダイが軽蔑していて、次のゲームを公開しないことを決めているようだ。彼らは別のパブリッシャーを探しているという。
ロックスター社が、L.A.ノワールの開発に大きく貢献していて、特にゲーム開発の最後の2年間はますます影響を及ぼし、チーム・ボンダイ経営者の非常識な意志決定の多くを却下。低いレベルでは、プログラマ、アニメーター、アーティスト、QA、等との登板にも影響したという。
最後にロックスターのバックアップがなければ、L.A.ノワールがこれだけの大作ソフトになったのか、自分たちで考えた最初のゲームと同じぐらい良いのか?といった疑問でIGNの記事は終えている。
確かに色々と過酷な労働条件を迫られたことはあったようだが、実際、開発期間が5年というのは、かなりの大作ソフトでも許されるものではない。なぜなら、ゲーム開発というのはソフトが売れてから、ゲーム開発費を回収する形になるので、事前の開発費がなければ完成させることすらできない。
その前に5年間のゲーム開発費、主に人件費などは先払いとなる。期限にうるさいのも資金提供者としては当たり前のことだ。
また、このゲームがレッド・デッド・リデンプションやグランド・セフト・オートを開発した実績がある「ロックスターブランド」だから、売れているという相乗効果も見逃せないだろう。果たして、別のパブリッシャーで、400万本の出荷本数に到達したのか。
世界で大ヒットしたわけだし、日本でのダウンロード販売はこれからなので、まだ続編の要望は早い気もするが、まずはダウンロード販売を頑張ってほしいというのが日本のファンが望むところだろう。両者の確執が解ければいいが、この記事通りだとすると難しいようだ。
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