「LulzSec(ラルズセキュリティー)」首謀者の一人はイギリス在住の少年。ロンドン警視庁発表!
4月に起きたPSN接続障害、1億件を超える情報流出が明らかになった一連の事件は、世界の警察組織(FBI,CIA,MPS)を巻き込む大変な騒ぎとなっている。
それの続報で、21日、ロンドン警視庁が、「LulzSec(ラルズセキュリティー)」の首謀者の一人を捕まえたことを公表した。日本の新聞でも読売新聞が報じているので紹介しよう。
若すぎる首謀者ハッカーロンドン警視庁が逮捕したのはイギリス東部エセックス州在住の19歳の少年。ロンドン警視庁は、この少年が、ソニー、任天堂、CIAなどのサイバー攻撃に関与した可能性があると見て、事情聴取をしているという。
少年の名前はRyan Cleary(ライアン・クリアリー)!さらに、BBCニュースによると、ロンドン警視庁(スコットランドヤード)は、火曜日の不意の攻撃(ハッキング行為)がLulzSec(ラルズセキュリティー)が接続していたとは述べなかったが、事前に計画された知能主導で操作をしていただろうという。
しかし、メトロポリタン警察の電子犯罪ユニットは、最近の不意の攻撃が、CIAとイギリス重犯罪組織機関(Soca)のウェブサイトに侵入攻撃にリンクされていることを確認したと、BBCセキュリティ特派員Frank Gardner氏が述べている。
さらに同氏は、ティーンエイジャーのコンピューターが、最近のサイバー攻撃を受けて来たソニーにリンクしていたデータのために調査していたという。
クリアリー少年は、コンピューターの悪用と詐欺の疑いで逮捕され、ロンドン警視庁の取り調べを受けている。
以上がBBCニュースの翻訳だが、逮捕はされたが確定というわけではないようだ。この後、少年の母親のインタビューで、クリアリー少年は12歳の頃からコンピューターに取り憑かれた。コンピューターが彼の世界だった、など述べている。
若すぎる首謀者の逮捕。これで一連のハッキング行為が終息するのか。まったく予断を許さないのだが、犯罪をしている自覚行為がほとんどないので、犯人が少年だったというのはわりと納得できるのではないだろうか。最も、首謀者が19歳だったと知っていたメンバーは数少ないかもしれないが。
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