2年で500万台!?本当にこれだけ売れるのか。さすがに厳しいのでは?予測に懐疑的な声!
日本で一番読まれているゲーム週刊誌「ファミ通」を発行しているエンターブレインが、ゲーム市場のマーケティング用に製作している「ファミ通ゲーム白書2011」で、ファミ通は2011年と2012年の各ハード別の売上台数を予測している。
その中で注目なのは、やはり、任天堂が今年に出した新型携帯ゲーム機「ニンテンドー3DS(以下、3DS)」であろう。
キラーソフトの発売もなく、ゲームソフト開発もこれからであるために、任天堂の予想通りの販売台数にはまったく届かなかった3DSだが、ファミ通白書によれば、2011年の販売台数は286.8万台と予想している。
今、現在の販売台数を150万台としても、後、7ヶ月で130万台以上を販売する必要がある。2012年はさらに247.5万台の販売を予測。合わせて2年間で500万台以上を販売するという予想だ。この予想にネットでは懐疑的な意見が多い。
もちろん、DSの販売台数からすれば、この予想でも圧倒的に少ないという見方もできる。だが、DS購入者全員が3DSに買い換えるかといえば、そうでもないのが現状だ。プレイしたいゲームがなければ、購入意欲は浮かんでこない。
2011年と2012年の各機別販売予測(単位は千台)2011年DS 1,545.0
3DS 2,868.0
PSP 2,378.0
Wii 948.0
PS3 1,469.0
360 122.0
PS2 48.0
次世代機(NGP?)547.0
2012年DS 587.0
3DS 2,475.0
PSP 1,036.0
Wii 481.0
PS3 1,413.0
360 105.0
次世代機(NGP?)2,311.0
次世代機についてはWii2、NGPなどがあるのでどれかは定かではない。
この予測で興味深いのはなぜかPS3の販売台数が2011年、146万台に対して、2012年は141万台と落ちている。少しの誤差ではあるが、PS4の発表がない限りは、値段が安くなったPS3の販売台数はむしろ増加するのではないかと思われる。
だが、問題なのはXbox360の方ではないだろうか。2011年12万台、2012年は10万台の予想である。Xbox720でも出すのなら、その販売予想もわかるのだが、そういうニュースは聞いたことがない。
実際、日本ではXbox360、Wiiが低迷していることは事実。その半面、PSP、PS3は販売台数は順調に伸びている。この予想は次世代機という不明な因子が含まれているので、ファミ通が何か市場には出さない有力な情報を掴んでいる可能性はある。
それを踏まえての予測として考えても、ニンテンドー3DSの販売台数の予想達成は厳しいと言わざる得ない。
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